ライフ・ゲーム2

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  1. 解説

    ライフ・ゲームは古典的な人工生命のゲームである。

    スクリーン内の任意の数個所にセル(生命体としての細胞)を配置してゲームを開始すると、セルは適度な密度で隣接する仲間がいる限り増殖する。一方仲間のセルが多すぎて過密すぎると死んでしまうし、逆に仲間がいなくてあまり過疎でも死んでしまう。

    いろいろなパターンで初期のセルを配置してみて、増殖と消滅の様々なパターンを観察するのがゲームの趣旨である。次のような課題に着目すると面白い。

  2. 遊び方

    1. スクリーンに初めのセルを配置する。

      スクリーンの中の任意の数個所をクリックしてセルを配置する。 これらのセルは、下に述べるようなルールで増殖するか存続するか消滅するので、 それを念頭において初期のセル配置を行う。

    2. 開始 [Start]

      [Start]ボタンをクリックすると増殖と消滅を開始する。 そのときのルールは次の通りである。

      • スクリーンは50×50の格子に分かれている。1つの格子の周辺(縦・横・斜め)には8つの格子がある。上下左右端の格子の場合は周辺の格子の数が少ない。

      • いまある1つの格子にセルが存在するとき(これをセルAということにする)、周辺の8つの格子の中に、2つ以上で3つ以下の他のセルが存在するとき、このセルAは生き残る。それ以外のときセルAは消滅する。

      • 一方ある1つの格子が空のとき(これを格子Bということにする)、周辺の8つの格子の中に、3つのセルが存在するとき、その格子Bには新たなセルが誕生する。それ以外のとき何も起こらない。

    3. 中止 [Stop]

      途中で動きを止めるとき[Stop]ボタンをクリックする。 止めたあともう一度再開することはできない。

    4. 再設定 [Clear]

      新たにゲームを開始する場合、[Clear]ボタンをクリックしてスクリーンをクリアする。 ゲームが止まっている状態でないとクリアできない。 すべてのセルが自然消滅した場合でも、ゲームを再開するにはこの[Clear]ボタンをクリックしなければならない。

  3. 数値表示フィールドについて

    
    
  4. これまでに知られている興味深い初期パターン

    (出典:「数学でみた生命と進化−生き残りゲームの勝者たち−」、カール・シグムント著、冨田勝監訳、講談社、1996年)

    名称 初期パターン 初期セル数(n)と最大増殖数(max)
    および特徴
    1.蜂の巣 n=6
    max=6
    変化しない。
    2.はしけ n=6
    max=6
    変化しない。
    3.へび n=6
    max=6
    変化しない。
    4.標識 n=8
    max=8
    一部が点滅を繰り返す他は、ほとんど変化しない。
    5.かえる n=6
    max=6
    一部が点滅を繰り返す他は、ほとんど変化しない。
    6.ペンタデカスロン n=12
    max=40
    15世代ごとの周期で同じ変化を繰り返す。
    7.r-ペントノミ n=5
    max=140〜150
    多様な変化の後、複数の安定したパターン(または周期的変化パターン)に落ち着く。コレハツカエル。
    8.とけい n=6
    max=6
    初期パターンを90度回転させたパターンを交互に繰り返す。
    9.どんぐり n=7
    max=110〜120
    多様な変化の後、複数の安定したパターン(または周期的変化パターン)に落ち着く。
    10.イータ n=7
    max=7
    変化しない。
    11.グライダー n=5
    max=5
    スクリーンの中を一定方向に移動する。これを初期に複数配置して相互に衝突させたり、他の初期パターンと衝突させたりすると面白い。コレハツカエル。
    12.グライダー打ち出し銃
    30世代ごとにグライダーを打ち出す。MITの学生グループが発見した。

以上