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解説
ライフ・ゲームは古典的な人工生命のゲームである。
スクリーン内の任意の数個所にセル(生命体としての細胞)を配置してゲームを開始すると、セルは適度な密度で隣接する仲間がいる限り増殖する。一方仲間のセルが多すぎて過密すぎると死んでしまうし、逆に仲間がいなくてあまり過疎でも死んでしまう。
いろいろなパターンで初期のセルを配置してみて、増殖と消滅の様々なパターンを観察するのがゲームの趣旨である。次のような課題に着目すると面白い。
永遠に消滅しないような初期のセルパターンにはどのようなものがあるか?
永遠に消滅しないだけでなく、増殖する数が最も多くなるような初期の少数のセルパターンにはどのようなものがあるか?
上で見つけた初期の少数のセルパターンを複数配置したとき、それらは互いにどのように干渉するだろうか?
上で見つけた初期の少数のセルパターンを複数配置したとき、それもまた永続的に増殖するだろうか?
遊び方
スクリーンに初めのセルを配置する。
スクリーンの中の任意の数個所をクリックしてセルを配置する。 これらのセルは、下に述べるようなルールで増殖するか存続するか消滅するので、 それを念頭において初期のセル配置を行う。
開始 [Start]
[Start]ボタンをクリックすると増殖と消滅を開始する。 そのときのルールは次の通りである。
スクリーンは50×50の格子に分かれている。1つの格子の周辺(縦・横・斜め)には8つの格子がある。上下左右端の格子の場合は周辺の格子の数が少ない。
いまある1つの格子にセルが存在するとき(これをセルAということにする)、周辺の8つの格子の中に、2つ以上で3つ以下の他のセルが存在するとき、このセルAは生き残る。それ以外のときセルAは消滅する。
一方ある1つの格子が空のとき(これを格子Bということにする)、周辺の8つの格子の中に、3つのセルが存在するとき、その格子Bには新たなセルが誕生する。それ以外のとき何も起こらない。
中止 [Stop]
途中で動きを止めるとき[Stop]ボタンをクリックする。 止めたあともう一度再開することはできない。
再設定 [Clear]
新たにゲームを開始する場合、[Clear]ボタンをクリックしてスクリーンをクリアする。 ゲームが止まっている状態でないとクリアできない。 すべてのセルが自然消滅した場合でも、ゲームを再開するにはこの[Clear]ボタンをクリックしなければならない。
数値表示フィールドについて
(出典:「数学でみた生命と進化−生き残りゲームの勝者たち−」、カール・シグムント著、冨田勝監訳、講談社、1996年)
| 名称 | 初期パターン | 初期セル数(n)と最大増殖数(max) および特徴 |
|
|---|---|---|---|
| 1.蜂の巣 | ![]() |
n=6 max=6 |
変化しない。 |
| 2.はしけ | ![]() |
n=6 max=6 |
変化しない。 |
| 3.へび | ![]() |
n=6 max=6 |
変化しない。 |
| 4.標識 | ![]() |
n=8 max=8 |
一部が点滅を繰り返す他は、ほとんど変化しない。 |
| 5.かえる | ![]() |
n=6 max=6 |
一部が点滅を繰り返す他は、ほとんど変化しない。 |
| 6.ペンタデカスロン | ![]() |
n=12 max=40 |
15世代ごとの周期で同じ変化を繰り返す。 |
| 7.r-ペントノミ | ![]() |
n=5 max=140〜150 |
多様な変化の後、複数の安定したパターン(または周期的変化パターン)に落ち着く。コレハツカエル。 |
| 8.とけい | ![]() |
n=6 max=6 |
初期パターンを90度回転させたパターンを交互に繰り返す。 |
| 9.どんぐり | ![]() |
n=7 max=110〜120 |
多様な変化の後、複数の安定したパターン(または周期的変化パターン)に落ち着く。 |
| 10.イータ | ![]() |
n=7 max=7 |
変化しない。 |
| 11.グライダー | ![]() |
n=5 max=5 |
スクリーンの中を一定方向に移動する。これを初期に複数配置して相互に衝突させたり、他の初期パターンと衝突させたりすると面白い。コレハツカエル。 |
12.グライダー打ち出し銃![]() |
30世代ごとにグライダーを打ち出す。MITの学生グループが発見した。 | ||
以上