データベース演習B/データベース演習

<題目>

DBMSを用いた情報システムの開発

<講義内容>

 DBMS(Data Base Management System)は、これを利用する情報システムの中でその機能を発揮し、今やDBMSは情報システムに欠くことのできない構成要素となっている。本授業では、DBMSにおけるDB構築に加え、外部プログラムとDBMSを連携させる方法を学び、DBMSを使用する総合的な情報システム開発能力を身に付けることを目的とする。
 DBMSと外部プログラムの連携手法は、ODBCのような汎用的な機構と、各DBMS製品固有のライブラリを使用する方法に大別される。いずれも、概念レベルでの理解に留まらず、実装レベルでの技術習得を目指すため、プログラミングの演習を主として行う。関連する他科目を同時に履修することが望ましいが、そうしない場合でも、プログラミングに対する興味と粘り強い学習態度が不可欠である。本授業では、PCとDBMS接続環境において、DAO(Data Access Obiect)を用いたVBAプログラミングを行う。ここでは、ユーザ・インタフェースとしてExcelを使用し、ExcelからDBMSへの検索要求を行い、結果をExcelに返す。
 また、本授業では日本Oracle社とのOAI(Oracle Academic Initiative)契約に基づき、Oracle社からの教材提供を受けるとともに、履修者への自習用Oracleデータベース・ソフトウェアの配布などを行っている。さらに、本授業の内容は、Oracle社認定資格であるOracle Silver Fellowに対応しており、本資格の取得を奨励している。なお、履修者は本資格の受験料が割り引かれるとともに、認定試験を学内で受験することができる。